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3周目時点での感想。※超絶ネタバレ記事

  • 2017/06/10
ニーアオートマタの3周目までクリアしたので、この時点での感想をつらつら。
かなり長いし、例によって何の配慮も無いクソネタバレマンなので気にする方は見ないでくださいね。

PCでプレイ出来るって事と、TLでちらほら見てたので勧められるがままにまんまと罠にハマっげほげほ――始めてみたオートマタ。
途中まで左手デバイスでやってたので、かなりやりにくかったけどXbox用のコントローラー買ってからはなかなかに快適でした。
モードは勿論イージー。
……とか言いつつ、色々弄って最初の所でノーマルにしたもんだから自動機能がなくなってしょっぱな詰みかけてました。ポッドの攻撃でコンテナ落として道作らないといけない所で、全然進めなくなって。落ちて落ちて落ちてを繰り返して回復薬なくなって詰み。
やり直したら次は普通に攻撃してくれて進めました。はー、恥ずかしいいい!!

戦い・ストーリーともにすごくサクサク進められるように出来てて、この手のゲームをやらない層としてもかなり楽しめました。
とにもかくにも世界観がいい、空気感がいい、臨場感がいい。素晴らしい。
音楽が特に世界を彩ってる感じがして、遊園地廃墟の所とか初見で数十分立ちっぱなしで聴いてました。何やってんだ、自分。
途中スカイプで色々教えてもらいながらだったりしたんで、あまり詰む事もなく話はミサイルの辺りへ……。
そう、海が……釣りが……時間泥棒が……待ってました。
そこから相当時間かけて釣りやってた気がします。厳密に言えばミサイル後の単独行動時に。
その時に吊り橋下に下りてやったので、戻るためにダッシュや空中ダッシュなんかも覚えました。(この時点まで知らなかった)
地理把握も技術会得も釣り目当てでやってた辺りがクソだなと思いますが、仕方ない!釣り楽しい!

そんなこんなで横道(釣り)に逸れてたせいでレベルもモリモリあがって、9S救出やらその後の展開やらがすごく楽でした。
アダムなー、アダムはまだ、まぁいいとして……。
最終のイヴ戦がどうも微妙でした。声が嫌だってのもあったのかもしれない。小物臭がする。(多分意図的だろうけども)
1周目クリア後のツイートで、「うーん……」的な事を呟いたんですがこれはそれが主ですね。
イヴがラスボスにはふさわしくないというか。実質ラストでは全然無かったわけなんですが。
ニイチャンニイチャンうっせーよ、ばーか!!!ってなりつつペショペショ叩いてました。
9S殺す所はなして首絞めなん??と。頭打ち抜いたり首ハネたりするのかと思ってました。
てなわけで、1周目終了。この時点では遊園地廃墟のBGM以外は鳥肌感動場所は無く、どうだろうなぁ……と思ってました。

んで2周目突入。早速Gエンドを回収しました。くっそ!!
もう一回ニイチャン……をやるのもアレだったので、しばらく期間をあけてました。
んでその間にまたスカイプで色々と情報を貰って、前作・前々作のネタバレを色々調べました。
そっからはもう、ニーアの世界にドハマリですよ。これは以前までのネタを知っておかないと後悔するレベルなんじゃないかと。
初見でエミールの顔が出た瞬間、気持ち悪くてウエエエエって感じだったのが、2周目で会えた時には思わず涙するくらいになります。
本当に、本当にありがとうございました。
の元ネタだってのもここで知りましたね。そうだったのか……そして総じて鬱過ぎる。す、救いはないんですか!?(※無い
でも、まぁ、嫌いじゃないんだよなーこういうのも。基本ハッピーエンドになって欲しいけども!!!けどもっ!
そういう事で、今現在のこの世界の状況を若干ながら理解しつつ1周目を踏襲+αな2週目でした。
戦いに関してはやっぱりイージーでオートにおんぶだっこなので特に問題無く。ただ、この辺りから水の描写負荷が酷くてゲームが重かったです。3周目後半はあんまり気にならなかったから良かった。
2周目は……そうだな、大まかな筋は違いないとしても少しずつ挟まってくる“敵”の情報が面白かったですよね。
特に情報を蓄積していく毎に賢く人間らしく(?)なっていったアダムが印象的でした。そしてイヴ、やっぱりおめーはダメだ。勉強しろ、勉強!!そんなだから兄ちゃん全身服着て一人で変な街作って一人でやられちゃうんだぞ!同じレベルにまで行ってたら、声かけて貰ってたかもしんねーだろ!!などとわけのわからない事を思いながら、やはりラスボスを微妙な気持ちを倒してました。単純にイヴ嫌いなんかもしれん。

しかし機械生命体の中でもパスカルさんやアダムがいるように、もしくは森の連中や宗教家が居たように、本当に個人(?)差がありましたね。最初機械生命体の事考えた時に、FF9の黒魔術師を思い出したんですよね。兵器として生産され、自我を創られなかったはずのものに、意思が生まれる……って辺りが。結局の所、「人間」では無いし、人間なんてそもそも居なかったわけだけども「意志」や「記憶」で考えるとそこに差が果たしてあるのか、と。自分としては(種は違えど)同レベルの個体の中での意思の疎通が図れるようになった時点でそれ以上でもそれ以下でもないというか、「命」という概念に差はあれど、「いきもの」としての差は無いと思うんですよね……。
だから、「機械のくせに」とか「アンドロイドに感情は……」辺りは常に違和感として付きまとってました。

しかしアンドロイドはまだしも、エイリアンが作ったとされる機械生命体の方までもが結局そういう「意志」を生まれさせ、例えば村だったり、例えば宗教だったり、例えば国だったり、そして塔だったりとやたらと「人間くさい」とされる行動に出たのは面白かったです。
果たしてエイリアンとは何だったのか。……見た目は枯れたなめこかと思いました。
他の星にやってきて、何かしらの理由で攻めて、アンドロイドに対抗すべく機械生命体を創造して、最終的には創った子に滅亡させられてるんですもんね。何が目的だったんだろう。実は人間がいない~っていうのに最後まで気づいて無くて、とりあえず人間の手先であろうアンドロイドを全滅させればいいんや!せや、こっちが直接やらんでも機械作ればいいんや!……って事なのかなぁ。
この辺りは自分でふわふわっと考えてるだけなんですが、どっか資料集とかスタッフサイドの発言とかでちゃんとわかるのかな。そもそもゲーム内のデータ全部見れてるわけじゃないから、ちゃんと説明されてる可能性の方が高いな。

話が横に逸れつつ、リアルタイムでこの辺り思ってた事なのでここで書いておく。
やたらと考察するようになったのはひとえに前作までの情報を知ったからですね。やっぱりアレは大きかった。

そしてやってきた3周目。……うん、すごかった。
普通に掃討作戦!最終決戦!!とは、そりゃー行かないですよねぇ。ウィルスに侵される辺りとか怖かったです。
ヨルハ部隊員もそうだけど、機械生命体のゾンビバージョンが怖い。あの遊園地で温厚だった人達が歯むき出して変な動きしてるの。(その中でも普通に営業してるショップとか、休憩シテテヨカッターは笑った。
正直畳み掛けるようにして明かされていく真実に、3周目の最初の辺りの事は覚えてないという。1周目・2周目の方が記憶に刻まれてるとは何事だ!
とにかく司令官の最期が切なかったです。赤い目はかっこいいんだけどねぇ……!
それから3周目はアレですよ。ゲームプレイ開始直後辺りからツイッターで「れんたさん好きそう」と言われてたデボルポポルさんのご尊顔が間近で拝見出来る!!うおお、美しいーー!!(でもデザイン的な話をすると、髪色はもうちょっと薄い方が好みでした。)
いや、まぁ、正直皆美しいよね。一番好みな顔してんのは司令官だったけど。
この時点で勿論、前作の話は知ってるので罪の意識に苛まれる2人が切ないんだ……後から明かされた小話も良かった。別の個体だったんですね。そして当然のように迫害って、おま……。そういう所も、完全に「人間」ですよね。

2Bの最期も相まって、段々壊れていく9Sがひたすらに痛い。声優さんの演技も素晴らしかった……。この声優さん、他キャラで聴いた時に、あんまり好きじゃないなぁって思ってたけど考えを改めました。すごかったです。
2人のルートを進めていって、随分と表(?)に出てくるポッド達の会話にも違和感を覚えつつ、サブユニットの攻略……をする傍ら、ちょこちょこクエストしたり武器集めたりしてました。まぁ、大して進んでないんだけど。
塔のデザインは機械側のものって事もあって、無機物的なものではあるんだけど、名前付けもあったりでどうにも「肉の壁」感が否めませんでした。決してそういうのではないのに、脈打つ何かが形作ってるかのような、そういう不気味さもあるというか。

そういや武器強化とか諸々で森によく行ってたんですが、
1周目では特に語られなかった、2周目で内情がわかる森の王周りの話も良かったですよね。こういうのに弱い。
王様めんこいなぁ……守ってやらねばなぁ……の辺りは、ぶわっときました。
他作品を例にあげるのはあまり良くないとは思いつつ(既にFF9出してますが;)、瞬間的にPLUTOの「地球が終わってもおまえを離さないぞ」を思い出しました。(PLUTOは正直よくわからんかったけど、この部分は本当に好きで思い出すだけで泣ける)。
……んで、パスカルさんですよ。記憶を消す、方にしてね。その後の展開はスカイプで聞いたから覚悟はしてたんですけどね。
パスカルの村に行って、一人で……一人で、村にいるパスカルさんを見て号泣してしまいました。……辛すぎるわ!!
多分今作の中で一番キた所でした。他にも泣ける所は多々あれど、目が痛くなるような、そんな感じのはここでした。

で、まぁ、意気消沈しつつ塔攻略へ。……特にいう事が無い。図書室での新しい情報は面白かったか。個人的には図書室内部のユニットモデルが並んでる部屋をもっと拡大して見たかったです。パッとC3POとR2D2に見えたのは内緒です。
その中で見慣れないような、デカいのがあるなーって思ってたらすぐ出て来ててビビった。ロウシとコウシって漢字ありそうですよね。何かしら元ネタが設定されてるタイプの機械生命体だったのかな。(確認してないけどデータにありそうですな)
そういやちょっと時系列的に前だけど、オペ子さんの辺りもキツかったなぁ……あそこはなんかオートでポッドで倒してしまうのも失礼(?)な気がしたので、オート切って身一つで挑んでました。オペ子さん……いや、オペでは無くなってたらしいけど。

9SとA2が切り替わりつつ、塔を進んで行って……ここでイヴに続く萎え要素が入って微妙でした。
何が微妙か、って。ロリコンの諸兄にはおわかりかもしれませんけどね。
あの!!! 可愛らしい風貌の!! 幼女から!!!
出る声がアレとか認めねーからあ!!!!
(ていうか正直あの中の人も演技が一定過ぎてあんまり好きではないタイプなんだよな;; W本とかテラKに通じる。)

というわけで、今作史上最高に萎えながら敵をバッタバッタ倒してました。はあああああ、ふざけんなよおおお!!女の子の声にしろよおおお!!ていうかあの声なら普通に男性モデルでやってくれ。それならまだダメージが少ない。
何か重要な事を言ってたし、AIの自我的な辺りも言ってたけど、まぁまぁそれは今までに出会った機械生命体達見てる分にも想像に難くない展開でしたね。そりゃ個体が意志を持った時点で、統合意識は無理でしょーよ。
……滅ぼしたかったり、滅ぼさずに自分達の意義を優先したかったり、まぁ、大変だ。

そして最後の決戦の時。最初はA2を選びました。だもんで、ウィルス汚染が進む原因っぽい腕を切り離してハッキング成功したから、これはもしかしてハッピーなエンディング要素が入るんちゃうの!? とか思ってたけど。
まぁ、無いよね。うん、知ってた。
でもある意味ハッピーなのかもしれんなぁ……最後に、世界が美しい、だったし。
エンディングはテロップが下から上かーなんて事を思いつつ、曲を堪能してすぐにチャプターセレクトから9Sの方へ。
こっちだと、なのか?戦い中の会話がキツかったですね。
人間に惹かれるとかそういう……。なんだっけ、憧れるとかそういうのだっけ。(ついさっきの事なのに記憶がヤバイ。
そもそもの根本からして、プレイしてる自分も一応人間だし、ゲームとして創った人も人間だからそういうのになるのはわかるんだけど、なんで……なんでなんでしょうね。アンドロイドも機械生命体も、詰まる所の「ニンゲン」に近づいていくしかないというのが何とも言えない切なさと不気味さを感じます。
ポッドも最後にゃ確固たる意志が生まれてたわけだし。
まぁ、それを「人間的」などというのはヒトの傲慢だとは思うんですけどね。他の例えを今の所知らないので……いや、決して無知だからとか頭の中身が足りてないからとかそういうのでは無……くはない!もうわからん!
この手の話は別にこのゲームに関わらず色々考えたい所ではあるので、語るときっと長くなるし、しかもその話の全てが意味わからんものになるから、自分の中だけで悶々とする事にします。

で。
9Sの方に進んでたわけですよ。血ぶっしゃー!えっぐ!!ってなりました。
方舟なぁ……とりあえず頷きました。誰かと一緒に次を待てる可能性があるのなら、それも多分楽しいよ9S。
またエンディングが始まって、同じのやったら飛ばせへんかなーとか思ってたらポッドからの提案が。
あれよあれよとEエンディングの方へ向かい始めたので、慌てて攻略wikiを開きました。
……だってスカイプで聞いてたからね、セーブデータが消えるエンドだって事は!!!

wiki読んだら、選択肢の最後の方をいいえにすればEエンド回収しつつデータ保管出来るとの事だったのでそのまま進めました。
そして始まるシューティング。すげぇ……すげぇな、ニーアオートマタ!!
シューティングゲーやらノベルゲーやらアクションゲーやら色々と要素入ってきてたからもう驚かへんで、と思ってた自分が甘かったです。まさかエンドテロップでシューティングやらすとはな!!ある種一番の感動ポイントだった。
一応自機だけで、1回目のスクエニロゴ手前くらいまでは行けました。その後は世界の皆に頼ったぜ!
1回目に死んだときに、アメリカの人の応援メッセージがちょろっと画面に出て。……マジか。ってなりました。オンライン要素をこういう所に取り入れてくる所、素晴らしいです。
実際には自分で書くというより選択式のメッセージだったわけですが、そのメッセージもなかなかに幅が広くて面白かったですね。自分もちゃっかり日本から入れてきました。どこかの、世界の誰かの助けになると信じて!
一人の時もエンディング曲が素晴らしかったんですが、助けが入った瞬間から本当にいっぱい来た!っていう感じで多重音声になったのが感動しました。ここも泣いた。助けに入るシチュエーションも好きだし、曲も好きな感じだったので更に、ね。
無事に皆の手を借りてシューティングゲーを終え、新しいこれからを見つつ……最後には日よってセーブデータ保持しました。ごめんなさい。……って今思えば結局データ消してないから、世界の人を助けにいけないわけか。くっ、悲しいのう。
でもいずれ要素回収したらEエンドちゃんと見ようと思うのでその時には助けに行くよ!

というわけで、思い出しつつつらつらと3周目まで周りましたな感想でした。
まだまだニーアオートマタとしては終わってないので、時間作って回収していきたいと思います。
結論から言うと「良きゲームでございました」ですね。これは人にオススメしたい。
ちゃんとしたストーリーがあるゲームでも、途中のレベル上げだったりアイテム集めだったりでダレる事ってあると思うんですが、これに関してはそんなに気にならない程度にサクサクな設定をされていた気がします。
ポッドもクソみたいに釣りしてれば、最初っから領域全部買えるしな……。
ストーリーに関しては事前に前作までのをやってる人、知ってる人の方が楽しめるだろうなぁと思いました。自分はハードが無いのと(ヤル気もなく……;;)ネタバレwikiとかで情報収集してしまいましたが;;
上にも書いてるけど、とにかく情報を知らなかった1周目と知ったその後の気持ちが全然違うもんなぁ。
エミール辺りはまだクエストとかクリアしてないし、これから楽しみです。

っちゅー事で!という接続詞を何回使ってるかわからんが。
感想終わり!長々としたものを読んでくださった方がいらしたらありがとうございます!
また全部集められたら改めて感想書きたい所です。


別の場所で感想書いてはっつけてんだけど、6700文字くらいありました。書き過ぎィ!
そういや感想……V3のも書いてるけど、あげてねーなぁ。
あれはいつか斬美さん描いてからにしようと思ってて、なかなかあげれてなかったんだった;; もうちと放置じゃ。

まだまだやり込み要素があるので、しばらくはニーアで楽しめそうです。素敵なゲームをありがとう!

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